覆面作家企画8の掲示板

覆面作家企画8 掲示板

  • 投稿日時:2018/07/08 21:47
  • カテゴリー:Eブロック
Eブロックの感想を載せさせていただきます。
あくまで個人的な感想である旨、ご了承いただけますと幸いです。


E01 銀の御手のサジタリウス
優しさに優しさを返したいだけなのに、そこに犠牲の歯車を嵌めると、途端に噛み合わなくなる摂理の無情さを感じました。反面、「弓がある」と剣とも花ともない道を示すプロメの気丈な性格に、サジと同じ光を見た気がします。毒と薬は紙一重……。不思議と、どの場面でも陽光の印象が濃く残る作品です。

E02 五月の庭、蕾の君は目を閉じたまま
抑圧されたものを引っ張り出しすではなく、ありのまま受け入れ、伸び伸びと発散させる品性と友愛がこうちゃんとこうちゃんの庭にあるから、あきらは甘えたくなるのだろうなと共感にも近しい情を抱きました。こうちゃんをおじさんと呼ぶあきらの心が、直後の説明からじんわりと染みてくるのが切ないです。

E03 機械細工職人と機械義手
細やかで美しい作品を生み出してきたクリフォードの手が、ただの部品の塊であることを思い出させる終わり方に、暫し呆然としてしまいました。でも、きっと、安らかに眠れたのですよね……それはライザが彼の全てに救われたように、クリフォードの傍にいつもライザが居てくれたからだと、願わずにいられません。

E04 飲み干す残滓
家族の居る屋内で事を成そうとする豪胆と若さには目を見張るものがありますが、オフトォンどいてそいつ殴れない。男性の持つ加虐性と、女性の抱く被虐性が顕著に表れていた印象を受けました。咲希がどんどん殻に閉じ籠って、それを破ってくれるのが孝之なんじゃないかと、途中まで信じていたのにぃ……っ!

E05 キズアト
シモン先生はただの退役軍人という訳ではなさそうですね……それとも、世界観として遺伝子の書き換え自体が難解なものではないということなのでしょうか。液晶の干渉範囲、人体として確立された部分はどこまでなのか、不気味の谷を彷徨うような感覚を抱き、もっとこの世界観に浸ってみたい欲が滾ります。

E06 幕張でバーチャルアイドルミゾレと握手
澤良木さん良かったね……良かったね……! 電車の出来事から長江君と会うまでの展開でずっと胸が苦しくて、ミゾレのライブで目を見開いた理由が別の個体と実感したからだと解ってからはさらに辛くて……けれど、最後の台詞から暗証番号の件もどうなったのか察し、諸手を挙げて喜びたくなりました。まさに大団円!

E07 楽園の手
とにかく序盤にある手の描写がすごい。文字の羅列から人体(実際は果実?)の肉感、生々しさが伝わってきて、倫理に背くような嫌悪感がこみ上げてきます。そして衝撃の光景からの、想定外の事実。でもいつか、何かの拍子で手以外の味を覚えてしまったら……。素直に楽園と呼び難い、後に残る不安ごと好きです。

E08 それは手記にも似た
最後まで拝読してタイトルの意味を理解し、優しくも悲しい事実に感傷を抱きました。きちんと全部伝わっていたのですね……。作品の構成上、情景描写はほとんどありませんが、「何か」に触られている感覚は不思議とこちらの認識と重なり、誰かがそうしているのだろうという映像が脳裏に浮かび上がってきました。

E09 夜の谷で
なんて残酷な選出なのだろうという気持ちと、前線に出さなくて良い仲間が必要だったことに合点がいく気持ちが混ざり合い、感想を捻出しようとするとベダクの綺麗な手が脳裏をよぎって、言葉では表現し難い感傷がこみ上げます。トラッドはまさにその瞬間に、迷い込んでしまったのですね……。

E10 夢の異世界ダンジョンへGO!
初心者に優しくないなこのゲーム! 他者(女の子)を護ろうとしたり、ベテランユーザー倒したり、けっこう凄いことしてるのに全く尊敬できないのは主人公の性格と台詞回し故か。軽快に進んでいくツッコミどころ満載の展開に、何度と笑いを堪いきれませんでした。主人公が人体で顕現できる日は来るのか……!?

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GB

  • 2018/08/17 21:24
ご感想ありがとうございます!!
手の描写、すごかったですか! 読んだ方には、是非とも、なんとも嫌ーな気分になっていただこうと思っていたので(悪趣味ですみません)、成功してとても嬉しいです!
>後に残る不安ごと好き
と言っていただける幸せ。ありがとうございました!