覆面作家企画8の掲示板

覆面作家企画8 掲示板

  • 投稿日時:2018/07/11 20:01
  • カテゴリー:Eブロック
Eブロックの感想です。
遅くなってしまいました。
見当違いなこと書いてたら、すみません。


1銀の御手のサジタリウス
どうしよう全然わからない、と焦りつつ何度か読み読みして冒頭部分が後半のシーンだということにようやく気がつく(ぼんやりしすぎ)。印象的な冒頭なんですけどね。プロメたんがいちいちかわいい。サジはほんとうは魔物を仕留めなくちゃいけなかったけど、いなくて、一角獣をやって狩人になったんですね。でその一角獣の血が痣となったと。剣と花が象徴するものがわかるようなわからないような。サジの手には毒がある。それが剣? 花はプロメたんかなと思うのですが。そして最後は「弓がある」で、まとまりそうだったものがふわーっと散ってしまった。でもプロメたんがいうなら「弓」=太陽がサジの救い(サジだけに)ということなのでしょうね(すみません)。弓=太陽なのかも自信ないですが…。神話に明るいと納得がいくのかもと思って検索してみたんですが、サジタリウスだと他のものが引っかかってしまい大人しく白旗をあげます。しかしタイトルの意味が作中でわかると、にこ~っとしますね。


2五月の庭、蕾の君は目を閉じたまま
タイトルはこうちゃん視点なのかな? それとも主人公の気持ちに気がついてないということかな。五月の庭、というのがいいですね。深緑の清涼さ、やわさと、主人公の心境が重なります。

あ、これ青柳さんだ~と読んでる途中でわかったのですが、たぶんわかったのは同人誌で現代物の短編を読んでたからかな… 探偵さんたちの推理記事で青柳さんがファンタジーの人だと知りました。そういわれてみればそうですね。なんか青柳さんの作品はわたしのなかで癒やし枠なんですよね。何が起こっても絶対だいじょうぶというか… ワクワクハラハラとは別のベクトルというか。物語の外からにこにこ眺めているような読書感なのです。


3機械細工職人と機械義手
もう少し年が近ければ本気にって、年なんて関係ないでしょ!? とゴーサインを出すわたしを尻目に、このふたりはほんとに師弟のままの信頼を淡々と積み重ねよってほんまにほんまに いいラストシーンだった…(感無量) 感情が忙しい。ふたりが幸せならなにも言うことないです、ないですよ。でもまさか人生が全部読めるとは思わず、そこが一番の不意打ちで喜びでした。師匠が作ってるものは機械細工のジオラマということでしたが、一体どんなものだったのか、見てみたいです。動く絵本みたいな感じなのかな。


4飲み干す残滓
一体いつこのお姉ちゃんは弟くんを襲うのか?? そればかり気にして読み進めていくと、弟くんから襲ってきた。ていうかこの年齢で年子で相部屋はどう考えても親のミスなのでは… 親にしてみれば子どもはいつまでも子どもということなのでしょうか。弟くん、お母さんのまえでは子どもっぽく振る舞うんですもんね。でもお姉ちゃんのまえではスカしてる。計算済みなのか。お姉ちゃん! 流されないで!! といいたいのですが、お姉ちゃんは檻のなかなので、もう手遅れですね。ふええ。……いま十秒くらいふたりの今後を妄想したんですけど、これ、かなり、やばい。幸せに上手くやるんだぞ…。


5キズアト
これ読むのすごい恥ずかしかった… 探偵さんたち、さわいでたし…////
会話のテンポも、ネーミングも、ほんとに書きそうな感じする… 好き…////
という感じでまともな感想が出てこないんですが、結婚制度も子作りも完全に機械的なものに移行したら犯罪率が減った、というのすごいですよね。説明だけど大がかりな伏線。これが物語の中盤に出きて、読んでいくと主人公の身体は機械化されているのだとわかる。工場って、言葉通りの工場で、つまり出てくる人たち全員機械ってことですよね。人造人間なのかもしれないけど、背中で遺伝子情報を書き換えられる程度には。いわゆる生身の人間がひとりもいない…? その視点に気がついてから、主人公が新たなチート技に目覚めるたび空恐ろしさがありました。いままでいかにもなティーンだった彼女は人間じゃないんだっていう。でも渇望しているものは人間らしい欲求で…って、やばくないですか。


6幕張でバーチャルアイドルミゾレと握手
わ~~~ミゾレちゃ~~~んこっち向いて~~~~\(⌒-⌒)/
自作です。


7楽園の手
おててがいっぱい出てくる。
最初わからなかったんですが、手の収穫シーンの冒頭は楽園のシーンなんですね。それで過去にさかのぼって楽園に来たいきさつを書いてる…ということですね。結局「手」の果実は形状が手に似てるだけで実際の手とは関係ないのかな。手以外の味を覚えないように、と主人公が淡々と死体を動かしてるところとかすごくやばいというか、主人公やばいですね。え~~~でもこの楽園、絶対に飽きる… 娯楽ないじゃん… 飽きないかな…(煩悩) でもこの主人公かなり悟ってるからだいじょうぶそうですね。生きてる人間と遭遇したら、一体どうするんだろう? やっちまいそうだな…(*⌒-⌒*)


8それは手記にも似た
手記にも似たなにかだ。読んでる途中で主人公のおかれてる状況と「何か」の正体はだんだん見えてくるのですが、まさかそれが文章になっているとは思いもしませんでした。つまりわたしたちが読んでいたのは彼の脳内を描いた小説ではなくて、彼の大脳皮質から読み取った思考文章だった?? という驚きがすごかった。映像とかではなく文章となって出てくるというのが面白いです。遺品になりそう、と思ったそばから、これで悪徳商売できるなと考えてしまうのでだめですねわたしは… ロマンもかけらもない…。だからまだ一般には出てない研究なんですってば。


9夜の谷で
この短編でこんな大がかりな冒険譚が読めるなんて。でもこれトラッドは黙ってないといけないのかな。わたしなら言いたくてたまらなくなりそうだ…。ベダクさんは最後の最後で人に話すことで迷いを断ち切ったように思える。長い旅路をともにした仲間を一人も救えずになにが治癒士だっていうすごい葛藤があって、でも実行に移すしかなくて、転がりこんできた主人公に話してしまった…。自分を尊敬している目を裏切れない、そういう状況に自分を追いこんだみたいな。光石に息を吹きかけるところがファンタジーって感じですきです。


10夢の異世界ダンジョンへGO!
2024年という時代設定も、富士の裾野っていう場所も絶妙。日本最大とうたいながらも、渋谷や新宿にあるであろう類似施設ほどは洗練されてないんだろうなとか、OSが古いまま上に乗ってるソフトウェアはバージョンアップしてそうな感じとか、こういうむちゃくちゃな設定が逆に話題を呼んでそうな感じとか、とにかくいろいろ妄想がはかどります。シェア数かせげそうですし。重量級Eブロックの最後になんか気持ちよくふっとばされたようなすがすがしさがw 主人公が欲求に忠実なのも楽しかったです。

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GB

  • 2018/08/17 22:27
ご感想ありがとうございます!
物語の構造については、仰るとおりです。ちょっと分かりにくいかな、と自分でも思っていました……が、「ま、いいか」と投げてしまう悪い癖が出てしまいました……。サイト公開の際は、冒頭の一段と次の一段の間に分かりやすい区切りを入れてみることにしますね。
飽きる、という意見には、首がもげるほど同意いたします! 普通は飽きますよね! でも彼にとっては、元の世界は飽きる以前の問題だったんですよね……。
ええ、彼ならきっと大丈夫です。なにしろ、やる時はやる奴ですからね!